岡家のお好み焼きは”押しつぶさない”ふんわりが特徴
焼き方に特徴あり!とことん、ふんわりにこだわる
エキキタエリアにある「隠れ家鉄板 岡家」。
広島駅北口からペデストリアンデッキを渡り、徒歩約5分ほど。
遠そうで意外と遠くなくて、ちょっとホッとしました。
だって、3月ともなるとすっかり春の陽気。
長距離歩くと暑いんだものー
ひろしま飲食店激戦区=エキキタエリア
エキキタには飲食店が多くあります。結構な激戦区。
そんな中に、隠れ家鉄板 岡家さんもあります。
ちょっとひっこんだところにお店がありますが、大丈夫、ノボリも看板も出てるから。
中に入るとホッソリした大将が鉄板の前に。
鉄板焼きの大将=骨格しっかり
意味のない等式を頭にイメージして臨んだマチコは少々拍子抜け?
大将は口数少なめの方ですが、マチコがしつこく聞くので丁寧に解説してくれました。
ざく切りキャベツはまず炒める 押しつぶさない
この写真、見て分かるかな?
キャベツはざく切り。
大丈夫?っていうくらいの太い幅でザクザク切ってあります。
野菜炒めの要領で、まずキャベツを炒めて軽く味付け。
通常は、
「クレープ状の皮の上に生キャベツを盛る→味付けを振る」
ですが、岡家では
「キャベツに軽く火を通す→味付け→クレープ状の皮の上に盛る」
と順序が逆です。
これも全て、ふんわり、のため。
キャベツがざく切りなのは、野菜の甘みを楽しむため。
これくらいのざく切りキャベツが丁度よいのだとか。
ちなみに豚バラ三枚肉も厚め。肉を食べた感じをしっかり味わえます。
そばは磯野製麺 1本1本炒めてふんわり感を出す
茹でたソバが油を敷いた鉄板の上に広げられます。
通常、茹でソバを鉄板で炒めるときは、「カリカリ麺」をイメージするよね。
違うんだわ、ここのは。
茹でたソバは鉄板の上で丁寧に転がされながら焼かれます。
ここでも全く押しつぶすようなことはありません。
軽く、ふんわり持ち上げては混ぜる。
「1本1本焼きます」
と大将は表現していましたが、こういうことね。
これを繰り返したのち、いよいよキャベツの上へそっと載せます。
そっと、ね。
ここではふんわりが命だから。
いよいよラスト 整形してお好み焼きの完成へ
最後まで”押しつぶさない”を徹底した焼き方。
見ているとそのこだわりは伝わってきます。
優しくふんわり、ふんわり。
空気の層を保ったままお好み焼きに仕上げられます。
新しいなー こういうお好み焼き。
大将は五右衛門で修行されていたとのことで五右衛門系がベース。
これをベースに大将オリジナルのお好み焼きに発展したとのこと。
さーて、お楽しみの試食と行きますか!
あ、これ、肉玉ソバ ではなく、チーズ入りシソ風味の「岡家焼き」ね。
いただきまーす!
ん!
こってりチーズとシソの爽やか風味が良い感じにマッチ。
くどくなりがちなチーズ入りですが、シソ風味がバランス取ってくれてます!
それにざく切りキャベツ。
存在感バツグンです。しっかりキャベツの甘みと歯ごたえを残してます。
ソバも1本1本がばらけているので、お好み焼きを切り分けるとほろほろ崩れるように出てきます。
ふんわりお好み焼きって、こういうことなのね。
野菜を感じておいしい。いわば、野菜炒めのキャベツの入ったお好み焼き、的な?
ソースは甘めです。
オタフクソースの甘めのものとカープソースをオリジナル比率でブレンドし、広島らしい甘めのお好み焼きに仕上げてありました。
広島のお好み焼きにも色々なバリエーションがありますが、マチコ的には初めてのタイプ。
出だしから好調。
お好み焼き取材、いきなり楽しくなってきたよ!
隠れ家鉄板 岡家(おかや)
広島市東区光町2-8-5
TEL 082-258-4088
11:30-14:00(LO)/ 17:30-23:00(LO 22:00)